中古住宅を購入後に欠陥が見つかったら責任はどうなる？解決方法・対策もご紹介

中古住宅を購入後、欠陥が見つかるケースは少なくありません。
購入後に見つかった欠陥の責任は誰にあるのか、おすすめの解決方法や対策手段はないのか、欠陥への対処などを知りたい方も多いでしょう。
今回は、中古住宅を購入後に欠陥が見つかったときの責任の所在と解決方法、欠陥トラブルを防ぐ対策もご紹介します。

中古住宅の購入後に欠陥が見つかったときの責任の所在

中古住宅の購入後に欠陥が見つかったときの責任の所在は「契約不適合責任」によって定められています。
契約不適合責任では、あとで見つかった物件の欠陥が売買契約の書類に明記されていない場合、その物件の売主に責任を負う義務があるとされています。
つまり、中古住宅の購入後に欠陥が見つかった場合、買主は売主に対して損害賠償や契約解除などを求めることが可能です。
なお、中古住宅の場合、売主が不動産会社のときは2年以上にわたり契約不適合責任が発生します。
一方で売主が個人であれば、原則として売買契約の際に定める、契約不適合責任の有無および責任が発生する期間に応じて責任の所在が変化します。

中古住宅の購入後に見つかった欠陥の解決方法

中古住宅の購入後に欠陥が見つかったときは、解決方法を試す前にまず証拠を残しておくことが大切です。
該当の部分を写真または動画で撮影しておけば、欠陥の内容や発生した日付を残しやすいでしょう。
くわえて影響がほかの部分に拡大しないよう、その日のうちに不動産会社などに電話あるいはメールで連絡してください。
状況確認などのために欠陥を放置してしまうと、保証期間が過ぎてしまう可能性もあるため、迅速な対応を心がけてください。
解決方法が不明なときは、相談窓口を活用するのもひとつの手段です。
中古住宅の欠陥は「消費生活センター」あるいは「法テラス」が対応します。

中古住宅購入後の欠陥トラブルを防ぐための対策方法

中古住宅の欠陥トラブル回避に向けた取り組みは購入後では遅く、トラブルを未然に防止するような対策方法が必要です。
具体的には、住宅瑕疵保険への加入や付帯設備の確認などの対策方法が挙げられます。
ホームインスペクションを活用すると専門家による調査が実施され、中古住宅の隠れた瑕疵や欠陥の有無を把握しやすいです。
雨漏りやシロアリなどの被害を確認したいときにも有効な対策方法のひとつです。
また、購入後の欠陥トラブルを防ぐには契約内容確認の重要性も忘れてはいけません。
不具合の有無だけではなく、売買契約書に関して疑問があれば質問するなど、隅々まで確認するようにしましょう。

まとめ

中古住宅を購入後に欠陥が見つかった場合、契約不適合責任により売主が責任を負うケースがあります。
もし欠陥が見つかったときは証拠を残し、速やかに連絡するなどの解決方法が有効です。
欠陥トラブルを防ぎたいなら、契約内容を細かくチェックしましょう。
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